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今回のお題は @abatbeliever さんが決めました。
「いい加減にしなさいよ」
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) April 17, 2026
妻に叱られるが、いま僕は長風呂にハマっている。このために風呂場も改装した。大きな風呂で足を伸ばすのは最高だ。
さらに全身を伸ばして風呂に浮き、全長5mある風呂でぷかぷか流される快感と来たら。今度は10mくらいに改装しようかな。
「本当にいい加減にして!?」
子育てに追われていると、ゆっくりお風呂につかる時間も無い。だから、一ヶ月に一度のこの長風呂は貴重だ。手足を伸ばして、風呂に疲労が溶けて行ったのに。先に風呂から上がった夫がアイスを食べていた。「私の分は?」そう尋ねたら。「そんなものはない」ああ、そう。その言葉で私は離婚を決意した。
— 水野酒魚。/みずのさかな(血迷い人) (@t_sakena) April 17, 2026
「明日は休み」
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) April 17, 2026
「そんなものはない。仕事が詰まっているんだ。出てくれ」
「お前に命令される筋合い、そんなものはない。もう限界だ」
「これは辞表!?」
「また人がいなくなりました」
「だったら新しく雇えば良いだろう。もちろん安月給でな」
「世の中、人手不足なんです。そんなものはない」
電球が切れたままのお風呂で、ゆっくり湯につかる。
— 豊名まど(TonaMado) (@darumathunder) April 17, 2026
間に合せのアロマキャンドルが香り、
窓からの満月の光が、ほのかに浴室を照らす。
これが本当の月光浴、なんて一人つぶやいて、気づけばあまりにゆったりしすぎたようだ。
たまには不便も、ささやかなロマンになる夜。#みんなで140字小説
「きっと君は人の形をした魚なんだろう。酷い長風呂で、ちっとも上がってこないしね」同居人は脱衣所の椅子に腰掛けコーヒーを啜った。「でも私には鱗だとか鰓だとか、そんなものはない。ただ上がると渇いて痛いだけ。誤って人に触れると死にそうに熱いし」魚は人の体温で粘膜を火傷をするらしい。
— 遠宮にけ🐾nilce (@nilce_Ra) April 18, 2026
オーガ討伐に来たが、まさかの歓待。疲れているだろうからと風呂を用意してくれた。
— 山口 実徳・列車食堂/椰子の実ひとつ (@minori_ymgchi) April 18, 2026
「いい湯だ。オーガも風呂に入るのか?」
「風呂? そんなものはない」
オーガは火力を強めた。
「風呂じゃない、これは鍋だ」#みんなで140字小説
お題「長風呂」「そんなものはない」#本格ファンタジーギャグ
弟が長風呂なので疑問に思っていたら風呂場の下に研究所を作って遊んでいるらしい。私も仲間に入れて欲しくてアイスで弟を懐柔し、一緒に風呂場下研究所で有意義な夏休みを過ごしている。充分ロマンがあるのだけど何か足りない気がする。「ねえ、入るのに、合い言葉とかないの?」「そんなものはない」
— おおらり (@cupofcoffee0818) April 18, 2026
ブルーの入浴剤を入れて長風呂をしていたら、湯船に小さな船が泳いでいるのを見つけた。
— しとえ✨きらめき文庫 (@sitoe140) April 19, 2026
もっと小さなかもめがあちらこちらに飛んでいる。お風呂の湯気が入道雲に。
おやおや小さな島があるぞ。
港にはたくさんの船。
「お風呂場で寝てないで早く出なさい!」
と母の声。
全てがうつつに消えていく。 https://t.co/B7JhMJIVsL
じいちゃんは長風呂での、とばあちゃんが語り始める。ばあちゃんの話も長いので、俺も覚悟してソファで適当に返事をしながらイチジクの皮をむき始めた。父さんの好物だ。出会いが銭湯だったところまで話が進んで、「あれじいちゃんは?」と気づく。随分しわしわにのびたじいちゃんがおうい、と呼んだ。 https://t.co/qVNyULkYFM pic.twitter.com/wYr0ZLHUUd
— 橘 ゆず|本のあれこれと、ものがたり。 (@yuzu_mitsuketa) April 20, 2026
そんなものはない!そして奴は電話を切る。どうしたと訊くと奴は言う。「妻が浮気してるんだ。それは間違いない。だが証拠を見せろと言うから、ああ言ったんだ」
— 揺れる渚 (@ZEN48833beat) April 21, 2026
ふうんと言いながらほくそ笑む。勘がいいな。まさか相手が俺だとは思うまい。親友の妻を奪うほど愉快なことは無い。#みんなで140字小説 https://t.co/zuWjEmXcHO
「初めまして。百年後の未来からやってきた者です」
— はむ@140字小説 (@monokaki_Hamu) April 22, 2026
「そりゃすごい。百年後には宇宙旅行も自由にできたり」
「しません」
「ではどんな病も治せる薬が」
「ありません」
「世界は統一されて平和に」
「そもそも百年後人類は絶滅します。私は命が惜しいのでタイムマシンを作り一人でここへ来たのです」 https://t.co/PnjEC9Hzrx
今年も冷えピタと水を準備し、湯船へ向かう。何をする訳でもない、ただボーッとするのだ。ただただひたすら。
— 阪東 ひかる (@lala_pole_) April 22, 2026
するとある時、「パッ」と過去のビジョンが現れる。そして気付くと、5分だけその過去に戻るのだ。
いつもそれは、母と湯船に浸かり、笑っている過去。
現実へ戻ると、私はいつも泣いている。 https://t.co/dRB5VQMSqI
「そんなものはない」なんて、隠さないで。浴槽の底の底で、長い夜を越えるための光を探しているのは知っている。君は毎晩潜っているね。けれど長風呂は止めたほうが良い。あの国は命を燃やして明かりを点ける。君の魂がフィラメントになる前に、僕の手を握って。ほら光った。ランプはここにあるのさ。
— 星#140字小説 (@hosi_hitotubu) April 23, 2026
「運命…そんなものはない。全てが必然で、全てが定められていることなんだ」
— 一ノ本奈生 (@ichinomotonao) April 23, 2026
「…そう、なんですね」
「つまり君と僕との出会いは必然」
私はスマホを取り出して警察へ連絡した。
「もしもし。ある男が偶然を装って一日に10回も目の前に現れます」
運命はなくともストーカーである彼を裁く法はある。


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