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今回のお題は @hamathunderさんが決めました。
いつもの商店街。一つ路地を曲がった。不意に、こんな店あったけ?年季の入った硝子戸を開けると、店内は薄暗い。薬棚と言うのだろうか、小さな引き出しの沢山ついた箪笥が所狭しと置かれていた。試しに抽斗を開けてみる。その中には色とりどりのビー玉のような物が詰まっていた。「ようこそ、眸屋へ」
— 水野酒魚。/みずのさかな(血迷い人) (@t_sakena) November 14, 2025
商店街の裏に小さな店がある。
— しとえ✨140字小説 (@sitoe140) November 14, 2025
あなたの思い出買いますと書いてある。
昔この店で思い出を売った。
20年ぶりに店を訪ねて私はその思い出を買い戻した。あの人に恋した私がそこにいる。
失恋なんて大した事じゃないと思うかもだけどあの当時の私には一大事だったのだ。
あの頃とは違う涙がこぼれた。 https://t.co/Sx9lb8K6qw
高校の頃、嫌なことがあると決まって逃げ込んだ喫茶店。マスターは私の愚痴を黙って聞いてくれた。そして煎れてくれたコーヒーを飲むとホッとしたものだ。
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) November 14, 2025
大人になってあの時を思い出し、自分でもコーヒーを煎れてみる。同じ豆のはずなのに全然違う味。それがなぜなのか。何度やっても分からない。
なくても困らないけれど、あれば取っておきたいものってあるでしょう。夏休みに手を伸ばした入道雲、小指を絡めたときの温かさ、落ちては消える雪のひとひら。忘れてしまったあの瞬間を包んで渡すのが私の仕事よ。あなたを作り、あなたを彩る過去が、人間としての深みを与えてくれる。大人の特権よ。
— 星#140字小説 (@hosi_hitotubu) November 14, 2025
ようこそ不思議屋へ。ここは不思議な物を売る店だ。叔父から譲り受けたんだがな、不思議な物しか売れないという魔法がかかってるんだ。もちろん仕入れには困るさ。そんな物、そうそうあるわけない。毎日食うや食わずの生活でな。そこで思いついた。この店が一番不思議……おい待てお客様、逃げるな!
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) November 14, 2025
#みんなで140字小説
— りねん翠📚人形姫と獣の執事書籍化 (@sui_rinen) November 14, 2025
街角に、アホ毛を売る店ができた。買ったアホ毛は頭に挿すと感情を代弁するが、何度も抜き差しすると程よい程度でコントロールできるようになるらしい。好きな人の前で緊張する学生、面接前の社会人、嘘を隠したい政治家までが列を作る。
抜くときに少し脳を持っていくようだった。
<あなたの落とし物売ってます>
— 一ノ本奈生 (@ichinomotonao) November 20, 2025
奇妙な宣伝文句の店だった。
「あなたの落とし物ならこの棚です」
『別に何も落としてないけど…』
棚には水晶が並んでいる。そこに、大きなカメラを持って海外の町を歩く俺が映っていた。
「それは夢と勇気ですね」
俺はそれを強く握る。胸に少年の頃の風が吹き抜けた。
この店は不思議な物を売っている。初めての匂い。初めて見る物。棚がたくさん並んでて、物がみっちり詰まってる。物と棚板との間に少し空間があって、そこに指を入れて引っ張ると取り出せた。なんだこれ、と見てるとママが教えてくれた。「ここは本屋さんよ。いつもタブレットだから本を知らないのね」
— 140字小説 作:げゐむすきお (@gamesukio_140) November 20, 2025


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