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今回のお題は @hatakomaさんが決めました。
皆で社会科見学に工場にやって来た。そこに突然現れたカラフルな全身タイツを着た集団が見学者を襲い始めた。「こんなとこにまで現れるんだから!」「しょうが無いなー!」「仕方ない、本物のヒーローショーってヤツを見せてやりますかー」「おう!」「行くぞ! みんな!」「ファクトリーチェンジ!」
— 水野酒魚。/みずのさかな(血迷い人) (@t_sakena) November 7, 2025
スーパー戦隊シリーズは終わりを迎えるが、世の中にはたくさんのヒーローがいることを忘れてはいけない。横断歩道を行くOL、散歩を楽しむおじいちゃん、ランドセルを背負う君だって、いつだってヒーローになれる。今日は郵便局の社会科見学があるらしい。働くヒーローを見ておいで。いってらっしゃい。
— 星#140字小説 (@hosi_hitotubu) November 7, 2025
社会科見学でヒーローショウなんて、ガキじゃないんだからと呆れる俺達が連れて行かれたのは楽屋裏だった
— お米うまい@書籍化打診待ってます (@1okomeumai1) November 7, 2025
そこには夏に着ぐるみは暑いだの、これでこの給料はやってられないとか散々言ってた癖に、いざショーが始まると、子ども達の前では弱音を吐かず、笑顔を振りまく大人達の姿があった
今日は社会科見学。ブラック企業へ行きました。中では氷河期どもが無理なノルマに、連日の残業で一生懸命働いています。僕も将来は社畜どもを怒鳴り散らすパワハラ上司になりたいと思いました。
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) November 7, 2025
という発表を聞いた先生の感想。
「いや、お前らはどうせ社畜の側だけどな」
途端、教室に悲鳴が上がる。
かつて真のヒーローがいた。彼はたった一人で悪から世界を救って、姿を消した。そして訪れる平和な世界。
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) November 7, 2025
人々は彼を讃え、そして憧れから各地でヒーローショーが行われた。題材はもちろん彼だ。
「この胸に愛ある限り!」
それを見ていた男がぼやく。
「私、そんなこと言ったっけ?」
俺の仕事はヒーローショーのスーツアクター。
— しとえ✨140字小説 (@sitoe140) November 8, 2025
ちびっこの夢を背負ってる立派な仕事さ!
今日も仕事でヒーローショー。
そんな時に目の前で本物のテロリストが現れた。
幸い 俺のスーツは防弾性、奴らをバッタバッタと名を倒し本物のヒーローになっちまった…
どうする俺?#みんなで140字小説 https://t.co/X7F5zkqY90
ディストピアっぽいアナウンス
— しとえ✨140字小説 (@sitoe140) November 8, 2025
『さあ皆さん今日は社会科見学の時間です。
素晴らしい社会のコマとして働いていただきましょう。皆さんは社会を回すために必要なのです。』
さてこれらを全部否定した結果どうなるか…
人間性のない野獣の世界の出来上がりである。#みんなで140字小説 https://t.co/X7F5zkqY90
世界は欺瞞にあふれている。僕は今日、世界の真理に触れてしまった。正義と悪は対立概念じゃない。一続きの裏表なんだ。「この子どうしたの?えらく難しい顔してるけど」パパの疑問にママが答える。「ヒーローショウの舞台袖で、ヒーローと怪人が打ち合わせをしているところを見ちゃったみたいで……」
— 140字小説 作:げゐむすきお (@gamesukio_140) November 8, 2025
「正義は勝つ!」
— 一ノ本奈生 (@ichinomotonao) November 9, 2025
大きな拍手を浴びて舞台から降りる。
『大盛況だね』
「しゃ、社長!」
『ヒーローショウが人気でね、午後にも特別開催するからよろしく』
「え?でも退勤時間が…」
『逆らうの?』
「…やります」としか答えられない。
ブラックのくせにレッドのヒーロースーツを着て俺は舞台に立つ。
「我が社の見学は勉強になったかな? 何か感想はある?」
— 一ノ本奈生 (@ichinomotonao) November 10, 2025
『大人は楽だと思いました。会議中に寝られるし、発言をしなくてもいいからです』
「な、なるほど。じゃあ大変だなと思ったことは?」
『何の進展もない会議が三時間も続くのは大変だと思いました』
子どもたちの素直な感想に大人たちは赤面した。
とっぷりと日が暮れたころ、同僚の教師が児童の作文を読んでいた。「何の作文?」「社会科見学のですよ」「いつ行ったの?」「最近内緒で。読みます?」私は促されるままに読む。『安月給で夜遅くまで奴隷労働』『仕事が多くて可哀想』などなど。「これはどこのブラック企業ですか?」「ここ。職員室」
— 140字小説 作:げゐむすきお (@gamesukio_140) November 13, 2025


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