2025/07/11のお題
こちらのお題のまとめページには#みんなで140字小説での呟きを埋め込み表示しています。追加・削除等のご依頼は@hatakomaにご連絡ください。
お題決め&まとめページ編集は、みんなで140字小説のサポートメンバーに支えられております。
お主が今宵の獲物か。そんな言葉を嘯いて、その男は柄を握り込んだ。鯉口はすでに切られている。男が一歩踏み込んだ瞬間に切り裂かれた陣笠が跳ね飛ぶ。男の顔に走るのは、古い傷。電光石火の一閃。男の目前、立ちはだかった妖は七花八裂。猿に似た巨体は霧散して闇に解けた。「所詮この世は弱肉強食」
— 水野酒魚。/みずのさかな(血迷い人) (@t_sakena) July 11, 2025
「所詮この世は弱肉強食」
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) July 11, 2025
と言っていた男が負けた。
確かにアイツは才能もあり強かったはず。なのに、なぜ負けたんだ。すると人が教えてくれた。
アイツ、弱肉強食だとか言って、強い奴からは逃げ回り、弱い者しか相手にしなかったからな。弱者ばかり食い物にしてれば、そりゃアゴの力も弱まるよ。
強い者の餌になるなら、美味しく食べてもらえる努力をしてみないか。少し早起きをして手の込んだ朝食を楽しむとか、寝る前に本を5分読むくらいで良い。朝日の眩しさや、夜の静けさから学ぶうちに、一歩を踏み出す勇気が出るはずさ。見えている世界がばらばらに砕けて、変化する。ほら、もう怖くない。
— 星#140字小説 (@hosi_hitotubu) July 11, 2025
隕石が地球に衝突した。亜光速、大質量、水の惑星は瞬時に破壊される。刹那の出来事に脱出どころか、自らの死に気づけた者もいない。そうして地球に花咲いた文明も、生態系まで全て原子のチリに帰った。
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) July 11, 2025
星が粉々になる様はまるでバラのようだったが、そう感じてくれる者はもはや誰もいない。
転生した最初の感想は「情報量が多過ぎる」だった。未知の音、触感、匂い、色の殺到。前世の記憶は皆目有益に働かず、却ってあらゆるモノへの畏怖に五感が晒され、心は七花八裂した。弱肉強食の世界で、思い通りにならない体を恨み嘆く毎日。あの時の僕には結局ただ泣き叫ぶことしかできなかったのだ。 https://t.co/PrWxhkizlP
— 花明 #140字小説 (@OKR2ZDzHSZ980) July 11, 2025
悲しいまでにキミは弱い。この世界で生き残るためにキミは強い人に媚びを売り、言うことを聞き、ボロボロになりながらも生きようとしていた。なぜそこまでして?ボクにはわからない、キミという存在を知った時から数年みてきたが、キミはだんだんやせ細っていく。キミにとって生きることが強さの証明?
— 小森彩華@140字小説書き (@ja6O4Je8mL25687) July 11, 2025
弱肉強食 #みんなで140字小説
— 宗純@小説アカウント (@S8xml7gefA7RB56) July 11, 2025
弱い肉を強者が食べる、そういう世界の法があった。
その中である獣は大いに弱い肉を食らった。強い言葉で死を飾る。
そして負ける時が来る。
なぜ俺を食おうとする! 獣は痛みに震えながら問いかける。かつて、己が吐いた言葉を受け取って。
「君が弱いからだよ?」
七花八裂 #みんなで140字小説
— 宗純@小説アカウント (@S8xml7gefA7RB56) July 11, 2025
一つの花を探している。七つまでは裂いたのだが、いずこかに消え失せた貴種の花。
王族の姫君、その最後の一人。生かしてはおけない。その命は国を割る。
故、血が望まれる。死が望まれる。
探せ、探せ、忌まわしき花を。
その花が例えば旅を共にした娘だとしたら?
勝負の世界は非情である。
— Reddy HiZack (@redhizack) July 11, 2025
強者が弱者を喰らい、敗者の名を列挙することで己が勝者であると誇るのだから。
「牛でも豚でも鶏でも鹿でも馬でもいい。とにかく肉料理もってこい!」
「お客さん、無茶言わんで下さい」
「大食い世界一目指して弱肉強食! 肉もってこい!」
「あの、意味わかってます?」
#みんなで140字小説
— 豊名まど(TonaMado) (@darumathunder) July 11, 2025
ずっと片想いしていた人から、結婚式の招待状が届いた。
あの人が咲かせた恋の花は満開になり、咲き続けていたけれど、ついに砕け散った硝子のように枯れ落ちてしまった。
もう元には戻らない、私の心に咲いた、あの人が咲かせた恋の花。
さようなら。
私はまた別の花壇を探すよ。
庭は様々な植物が共生している。
— sitoe✨140字小説 (@sitoe140) July 11, 2025
ミントやバジルにカモミールそれからドクダミ三つ葉にシソ。薬草になりそうな植物ばかり植えては放置した庭はまさに弱肉強食の世界。お互いに生存をかけて成長しあう。
もっとも最後は私の手で摘み取られ美味しい料理やお茶になる。
私が最強だ。#みんなで140字小説 https://t.co/ti3DE87r9a
芳しい語文も心に染みゆく美文も不要と戦友が言う。ある日、書店で作家になった彼の本を見つける。中は格調高い文章が散りばめられ、心をしとやかに打つ出来だった。何で、以前と違うじゃないか、そうぼやこうとして、いや、俺は取り残され、彼は適応したのだ。適者生存という言葉が胸に沁みた。
— あめだま@なろう (@morebetteronion) July 12, 2025
弱肉強食?相対総合力で劣っても、直ちに敗けて喰われるとは限らんさ…勝負は地の利と人の和…勝機は時の運だ…ローリング・メールシュトローム開始!岩塊デプリの暗礁宙域の中で、2隻は2重螺旋の航跡を辿りつつ全速で激しく撃ち合い、やがて片方が爆散した。3隻目もギリギリだったな。被害報告!?
— 榎本硬一🍎🍹 (@b21wsxoY8cNLKZc) July 12, 2025
廃墟の街に響く銃声。少年は倒れた兄の温もりを胸に、「弱肉強食」の掟を噛みしめた。空に舞う火の粉は七花八裂に砕けた希望のかけら。だが、その瞳にはまだ灯がある。壊れた世界でも、守りたいものがある限り、彼は進む。たとえ、この道の果てが、さらなる裂け目でも――。
— 早見 羽流@創作用アカウント (@uiharu_saten) July 12, 2025
#みんなで140字小説
— りねん翠 (@sui_rinen) July 12, 2025
初夏、姉の引越し準備中。
物置小屋の奥から、昔使っていた勉強机が出てきた。
引き出しを開けると、七花八裂に散らばるメモ・写真・破かれたラブレター。
「動画のネタが増えたわ」無残に引き裂かれた写真達を見せてきた。
なんやかんやあって結婚する二人の若い頃だそうです。
獣の目が光る
— チュウビー (@TueBee_TuePea) July 12, 2025
闇の奥のルール
牙を剥きあう夜
運命すら喰われる
信じた道だけが
裂け目を誘い込む
あの日の約束も
七花八裂の夢
ここは弱肉強食
迷えば食われる街
真実さえも砕け
散りゆくだけの声
七花八裂の空
叫んでも届かへん
でもまだあきらめへん
心だけは残す
我が家のホットプレートがジュウジュウ音を立てて肉を焼いている。
— 沙奈川⋈渉 (@syow_sanagawa) July 12, 2025
「弱肉強食ってさ〜、弱い人のお肉を強い人が食べるってこと?」
「そういう解釈もあるかもね。あ、豚バラ焼けたよ」
私が取り皿に肉を置くと、君ははぐはぐと食べ始めたところでハッとした顔になった。
「今もしかして弱肉強食?」
「種の多様性が失われたこの島では、同種の共食いが発生しました。勝ち残った強いものは、島の生き物を食べ尽くして飢死寸前です」
— 山口 実徳『列車食堂』文芸社 (@minori_ymgchi) July 12, 2025
「よく調べた。早急に論文にまとめて学会に発表しよう」
その論文は教授の名前で発表されて、私の名前はどこにもなかった。
学会も、あの島と同じだったのか。
#みんなで140字小説
— buhio (@buhi_oh) July 12, 2025
「ありがとう!おばちゃん!」
迷子センターで無事母親に会えたその子は、屈託のない笑顔で言い放った。
散々母親から礼を言われたが、思った以上にダメージがあったのかよく覚えていない。
…あんな子がいる世界線もあったかも
…でももう男なんて!
私の心は七花八裂だった。
今夏も茹だるような暑さ。毎年の困り事が重なり嫌気が差す。
— Reddy HiZack (@redhizack) July 12, 2025
雑草は伸び放題。虫や獣も生きるために活発になる。
『これさえあれば怖いものなし! 七花八裂の効果!』
「おおっ!」
謳い文句に歓喜し動画を再生すると、画面いっぱいの原野を荷電粒子砲が一閃して全てを灰にした。
さすが舶来品……。



コメント