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今回のお題は @kawausoutan さんが決めました。
朝、テレビで初霜のニュースをやっている。私が住むのは雪も珍しい南国、風のある港町。今日もシャツだけで過ごせるくらい。霜が降りるのは、まだまだ先の話。
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) October 31, 2025
けど寒気は確実に北からやって来ている。ニュースに霜の降りる日を想像して。明日は、今のうちから冬の布団を出しておこうと決意する。
窓枠をきいきいと鳴らす北風は過ぎた。カーテンの隙間から、レモン色をセロファンに通したような薄い陽光が入ってくる。今朝は特別に寒い。どてらを着て外に出れば、黄枯茶色の地面に粉砂糖が散りばめられ、煌めいているように見えた。初霜だ。ふうっと吐いた息はどこまでも白く、青に撒かれて消えた。
— 星#140字小説 (@hosi_hitotubu) October 31, 2025
どてらを羽織ると「じゃきーん」という擬音語を自分でつけたくなる。実は、どてらは服ではない。武装、鎧の類。いわば歩くこたつアーマーだ。
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) October 31, 2025
こたつから出ても、どてらさえあれば寒がらすに済む。まさに無敵の防御力。こいつで今年も冬将軍の攻撃を完全に防いでやるとするか。
温かい布団から気力を振り絞って這い出る。おばあちゃんが縫ってくれたどてらを羽織るけど、冷たい空気にさらされてひんやりしていた。カーテンを開けてみたら水たまりに氷が張って、あちらこちらから霜柱が立っている。
— 桜井真彩 (@maayaichigo) October 31, 2025
「初物だぁ」
呟いた声が白く冷たい空気に溶けていく。
初霜が降りた日。今年もどてらを押し入れから引っ張り出した。隙間風に耐えかねて布団屋でこのどてらを手に入れたのは、十数年前。娘からは「何かダサい」と言われる格好だが、本当に暖かいのだ。芯からしばれる夜は手放せない。夕空から一片の雪。寒いはずだ。ああ、この冬も厳しい季節になりそうだ。
— 水野酒魚。/みずのさかな(血迷い人) (@t_sakena) November 1, 2025
霜は凍った空の涙だといふ。
— sitoe✨140字小説 (@sitoe140) November 1, 2025
見上げる空はどこまでも青く澄み切ってひんやりと 冷たい。凍てつく冬はそれだけでも辛いけれど、朝には美しい霜が降りて堪え忍ぶだけではないと思い起こさせてくれる。
今日初霜が降りた。
キラキラと輝き朝をたたえている様に思えた。#みんなで140字小説
初霜 https://t.co/uvKWCXNlh6
#みんなで140字小説
— sitoe✨140字小説 (@sitoe140) November 1, 2025
朝起きたら雪がたっぷり降っていた。
庭に出てみたら昨日息子が頑張って作っていた雪だるまが 雪のどてらを着ている。
なんだか寒いはずなのにほくほくと暖かくなってくるような気がした。
息子は今日もご機嫌で雪だるまを作り、母はこたつで丸くなりどてらを着てこたつみかん。
「真冬の魔王城に乗り込むなんて馬鹿な事をしたな!凍死したいのか?」
— 一ノ本奈生 (@ichinomotonao) November 2, 2025
『俺は…勇者だ。なぜ助ける?魔王』
寒さで倒れていた勇者を炬燵に入れ、どてらを羽織った魔王が蜜柑を剥く。
「ふんッ!我と闘う前に死なれたら困るからな」
触れ合った足から、温もりと一緒に魔王の不器用な優しさが伝わってくる。


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