2025/08/29~09/04のお題
こちらのお題のまとめページには#みんなで140字小説での呟きを埋め込み表示しています。追加・削除等のご依頼は@hatakomaにご連絡ください。
お題決め&まとめページ編集は、みんなで140字小説のサポートメンバーに支えられております。
今回のお題は Popkonurikabe さんが決めました。
#みんなで140字小説
— わさびづけ物部 (@JuszjeJHM013738) August 29, 2025
かつてこの国の皇帝に、自らの権威をもってしても従えられないと嘆かれた、放埓の山岳聖堂。
堕落にまみれ、酒瓶を蹴り俺の前に立つ神殿騎士団。
その罪を洗い流す唯一の方策は、火。
焦熱と共に浄化するしかない。
その日。東洋の言を借りるなら。
山岳聖堂は赤富士と化した。
赤富士を思わせる、美しい紅玉を作ろう。これで楽になれるはずなのに胸は苦しく、頬を涙がつたう。「ぜんぶ、嘘だったんだね」あなたは私を守ろうとしてくれたのに、気づかなくてごめん。ありがとう。横たわる体にガソリンをまく。あなたは今夜宝石になる。大丈夫、ずっと一緒だからね。愛してる。
— 星#140字小説 (@hosi_hitotubu) August 29, 2025
僕の好きなサスペンス作品さ。晩夏の田舎、ヒグラシの鳴く中。豹変したヒロインが「嘘だっ!」と主人公を追い詰める。ぞくりと来る雰囲気だよなあ。
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) August 29, 2025
なのに実際の田舎に来たら猛暑続き。蝉の声すらしない。天気予報では、さらに暑くなるという。すっかり夏バテした僕は思わず呟いた。
「嘘だあ……」
茜に染まる日本一の山。今時の若者は知らないだろうな。赤富士なんて古い言葉。
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) August 29, 2025
第三次世界大戦により日本は主権喪失。公用語は日本語でなくなった。日本語を使える者なんて今や少数派だろう。
まあその前に富士山も日本一でなくなってるけどな。超爆弾により破壊し尽くされた山体を見て憂う。
嘘だっ!と叫んで 赤富士は燃える
— チュウビー (@TueBee_TuePea) August 29, 2025
揺れる心臓が 朝焼けを砕く
真実の影が 嘘に染まる空
嘘だっ 響け 赤富士に誓う
燃えるその頂 偽り砕けろ
手のひらの温度 まだ確かにある
裏切りを裂いて 未来を掴もう
嘘だっ 響け赤富士に誓う
真実は燃えて 嘘を超えてゆけ
夜明けの鳥の声がする。
— sitoe✨140字小説 (@sitoe140) August 29, 2025
夏の終わり朝焼けの光が富士山を包み込む。
ごらん赤富士だ。
朝日が昇るまでほんのわずかな時間。
もう少しでこの色は見えなくなってしまう。
まぶたの裏に浮かぶ色はフィルムの様に焼き付いて、鳥の声と共にこの美しい光景を何度でも再生させてくれる。#みんなで140字小説
「誰よ、その女⁈」
— 梅酒#140字小説 (@Iwjpt56kC) August 29, 2025
「フッ、しらねー女」
「嘘だっ…」
「うるせー口だな、塞ぐぞ」
そうです。その後、彼が急に苦しみだして外に…。私に近づいたのは強盗目的?でも自首したんですね、良かった。女の人が見張ってるって言ってました。誰か訊いたら「りょうしん」って。お母さんには見えなかったけど
冗談すら言えなくなった世界。
— sitoe✨140字小説 (@sitoe140) August 29, 2025
現実の世界はどんどん怪しくなってゆく。
戯曲や物語の世界を楽しむ事ができるのは世界が平和だからだろう。日々世界の情勢は変化する。
「嘘だっ」
辛くて悲しいことがそう言えるほど、
世界が優しくて美しければいいのに。#みんなで140字小説
嘘と現実
「鏡で鏡を映すとどんな風に見えるか知ってる?」と先輩。そんなの鏡の中のかが「二つの鏡が互いに少しずつ角度を変えながら反射し続けて、最後には離れた場所や物を映すのよ。ほら見て」。嘘だっ、見なくたって鏡の中の鏡の中のか「ところで、このあとご飯でも食べに行かない?」。僕が一斉に頷いた。 https://t.co/cuwHzM8Z7B
— 花明 #140字小説 (@OKR2ZDzHSZ980) August 30, 2025
「赤富士って言うのはね、関ヶ原の合戦で戦勝祈願のために生け贄を富士山のてっぺんの神社に捧げたら、その日の富士は真っ赤に染まったという故事から……」「嘘だっ……!」
— 水野酒魚。/みずのさかな(血迷い人) (@t_sakena) August 30, 2025
いつもの公園で会うお姉さんは嘘ばっかり吐いている。「だってさ、つまらないだろ? ホントの事ばっかりの世の中なんてさ」
「嘘だっ」と声を張り上げた瞬間、世界がわずかに軋んだ。振り返っても彼の姿はなく、残響だけが胸を打つ。夜を裂くように東の空へ赤富士が浮かび上がり、染まる雲は炎のごとく揺れていた。すべてが幻か真実か、その境を測る術はなく、ただ孤独だけが確かにそこにあった。
— 早見 羽流@創作用アカウント (@uiharu_saten) August 30, 2025
「……嘘だ」
— Reddy HiZack (@redhizack) August 30, 2025
目が覚めると欲しかったVRゲーム風の景色。
見覚えはある。引っ越しから四年分の記憶通りの家具の配置と間取り。俺の部屋だ。
こんなゲームあったっけ?
「ハッピーリバースデー。気に入ったかい?」
「父さん、どういうこと?」
「事故で脳だけになっても愛してるよ」
「嘘だっ……」
沢山の魔物がボク達の背後に迫っている。キミは魔物を引き付けるその間に先に行けと言う、なんだよ、そんなの今生の別れの台詞じゃないか。それならボクも最期まで一緒にいる。でもキミはボクの背中を押した。そんな迷信壊してやるとキミは魔物に向かっていく。ボクはウソだ!と叫び、キミの隣に立つ。
— 小森彩華@140字小説書き (@ja6O4Je8mL25687) August 30, 2025
「む? 小次郎が居ない」
— Reddy HiZack (@redhizack) August 31, 2025
決闘が申し込まれ指定の期日・時刻・場所に赴いたが、相手の姿がない。
心理戦として『少し遅れて焦らしてやろう』とは考えていたが、『小次郎が居ない』とは想定外。
「彼奴も同じ策を講じたか」
そこへ弟子が物申す。
「先生、富士は富士でも山梨側のご様子」
「嘘だっ」
「遅いぞ」
— Reddy HiZack (@redhizack) August 31, 2025
「待たせ……いや紛らわしいねん。赤富士なんて店、何軒あると思っとんねん」
「振り回される者の気持ちが分かったか」
「てか飲み屋やん。決闘ちゃうやん」
「待ち合わせたが決闘とは書いておらぬ」
「この」
「修行が足りん」
「決闘だ! 場所は巌流島! 日時はそちらが決めよ!」
「嘘だっ。この女の言うことを信じるな。僕は病気じゃない。騙されてるぞ。注射はやめろ。殺される。死ぬ。助けて」と泣き叫んだ。手足を押さえられ逃げられない。振りほどこうとしても力が強い。「大丈夫。一瞬チクッとするだけだから」小児科医は続けた。「あと、ママを『この女』とか言っちゃダメ」
— 140字小説 作:げゐむすきお (@gamesukio_140) September 1, 2025
「赤富士が綺麗ですね」その言葉に彼女が笑う。「漱石構文擦りすぎ!月が綺麗ですねの次は、隕石が綺麗ですねで、イジェクタが綺麗ですねからの、火山弾が綺麗ですね」――隕石による地殻変動。富士山の噴火。火砕流が逃げ切れないスピードで迫ってきている。「最後だしちゃんと言う。君を愛しています」
— 140字小説 作:げゐむすきお (@gamesukio_140) September 2, 2025
『勉強してねえ。マジやべえ』『俺も。マジで寝ちまった~。やべえわ!』
— 一ノ本奈生 (@ichinomotonao) September 3, 2025
毎度おなじみの無意味な嘘合戦だ。不毛すぎる。
「何のマウントだよ!俺はめっちゃ勉強したし、徹夜だってしたぞ!」
そしてテスト返却日…。
『おい吉田…ほんとに徹夜して勉強したのか?…0点だぞ?』
「実力だ!」
『嘘だっ…ろ?』
「今年の戦隊物のコンセプトは<縁起の良い初夢>でどうでしょう?」
— 一ノ本奈生 (@ichinomotonao) September 4, 2025
『一富士二鷹三茄子か?』
「富士レッド、鷹イエロー、茄子ブルーでいきます」
『鷹はホークスのおかげで黄色の印象があるな。茄子は青でいけるか。富士は赤富士からか?』
「いえ、噴火のイメージです」
『ヒーローというより怪人だな』
私は観劇に来ている。
— 三屋城衣智子@WEB小説・裁縫・絵 (@Popkonurikabe) September 4, 2025
人の一生は儚い。
来ては去る人いきれ。
笑い合う親子。
手を繋ぎ見つめ合うカップル。
いやちょっと、そこ死角だからってチュー? 今チュウ?
やがて時間は過ぎゆく。
「梱包お願いします」
「あ、ちょ、なんで!」
「像のくせに何いってんの。イタリア帰るよ」
「嘘だっ!」


コメント