2025/05/02のお題
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ボクには母性という感情がなんなのか、理解できない。
— 小森彩華@140字小説書き (@ja6O4Je8mL25687) May 2, 2025
周りに聞いても抽象的な答えしかかえってこない。
ボクは両親から結果のみを求められ、特に母からは結果以上……結果に応えるのは当たり前、そこに付属価値を付けてくることを求められている。
気がつけば、ボクは『無』
ボクには感情は無い。
仕事からの帰り道、久々に花屋に寄ってカーネーションを買った。
— くろひつじ (@kurohituzi_nove) May 2, 2025
その足で実家に向かい、チャイムを鳴らす。
出迎えてくれた父は驚いて、そして嬉しそうにしていた。
姿勢を正し、数年ぶりに母と向かい合う。
その変わらない笑顔に胸が痛む中、白のカーネーションを仏壇に備えた。#みんなで140字小説
長らく帰ってない母の家
— チュウビー (@TueBee_TuePea) May 2, 2025
今年こそはと迷う中
通りかかる花の店
カーネーションを手にした
少年が歩いてきた
「その花いったいどうするの?」
「お母さんにあげるんだ」
「どこにいるんだい?」
少年は指差した
文字が彫られた四角い石
その刹那
足どり早く母の元へ向かっていた
私は母に捨てられた。だからか、私の持つ母親像は歪んでいる。つまりは異常に美化されていた。それは失望したくないがゆえの自己防衛。
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) May 2, 2025
だけど、遂に母と再会できることとなった。まるでドラマのように理想的な感動のシーン。母は泣く、私も泣く。
ずっと育んできた失望が壊されたことが悲しくて。
『記念日は忘れちゃダメ。女の子は一番気にするんだからね』
— Reddy HiZack (@redhizack) May 2, 2025
うちの母さんの金言だ。親父の誕生日やジイサンの命日を忘れたら本気で怒られた。
そのお陰か今の妻とも記念日は大切にしている。
「何にしようかなぁ」
デパートの買い出し。
娘は妻と母さんのプレゼント選びに夢中だ。
これはもう家訓か。
今日は母の日だから、カレーを作る。母が私に教えてくれた、とっておきのレシピ。コツは玉ねぎをよく炒める事と煮込みに野菜ジュースを使うことと最後にバターを二欠片放り込むこと。コトコト、コトコト。良ーく煮込んで、ルゥは二種類をブレンドして。ねえ、母さん。天国にもカレーって、あるのかな?
— 水野酒魚。/みずのさかな(血迷い人) (@t_sakena) May 2, 2025
愛していると思ってた。
— 清見こうじ@🐏📖推しな🍊😺 何でも屋系クリエイターVTuber (@seki_kouji) May 2, 2025
裏切られて悲しみよりも怒りよりも、虚しさが残った。
あんな男は、いらない。
――ここに、アナタがいるから。
愛する夫なんてまやかしだと、やっと気付いた。
真実の愛は、ただひとつ。
アナタがいてくれたらそれでいいの。
さあ、元気に産まれておいで。#みんなで140字小説
駅前の洋菓子店でバウムクーヘンを買った。
— 早見 羽流@創作用アカウント (@uiharu_saten) May 2, 2025
店員さんに「贈り物ですか?」と訊かれたので、素直に「はい」と答えると、包装紙には『Happy Mother's Day』の文字が。
気を利かせたつもりだろうけど、これはそのまま渡すわけにはいかず困った。
単に彼女が好きなだけなんだけどなぁ……バウムクーヘン。
一人暮らしをしている息子から電話がかかってきた。普段は全く連絡を寄越さないのに、どういう風の吹き回しだろう。
— 翼宿 楓 (@suisei_comet_fu) May 2, 2025
「お袋どうしてるかなって思ってさ」
「なに? お金でも必要になったの?」
訝しむと息子はあからさまに不機嫌になって電話を切った。
ふとカレンダーを見て気づく。
今日は母の日だ。
「で、なんでウチで内職してるの?」
— 沙奈川⋈渉 (@syow_sanagawa) May 2, 2025
君は赤い色紙を折ったり丸めたり試行錯誤しながらお花らしきものを作っている。お花だよね?
「ここならざいりょーひタダだし♪」
「それは君んちでも一緒でしょ?」
「だって家で作ってたらさぷらいずにならないもん」
「母の日にサプライズって必要かなぁ?」
#みんなで140字小説
— 宗純@小説アカウント (@S8xml7gefA7RB56) May 2, 2025
「救急車で運ばれたって」
病室にやってきた彼の格好はいかにも朝帰り。私は彼にとって数ある女の一人。
私は自然に愛おしみながらおなかを撫でた。
「母親になる日も近いわ」
うろたえる彼に続けていう。
「パパになるの、観念しなさい」
彼は微かに濁ったうめきをあげた。 https://t.co/rL2Xlf8G7C
夫からもらった最高のプレゼントは精子!
— 花森遊梨 (@kVf1iWXsTc82316) May 3, 2025
そう言い切る女性は、俺の母親。
「また男の身の回りから下の面倒まで見ろと?死んで地獄に行け!!」
テーブルごと再婚相手の男を蹴り上げていた女性も、俺の母親
晩酌の後、川に向かって盛大に嘔吐している女性
皆まで言わない
#みんなで140字小説
母とは良好の仲ではなかった
— ノノカツ♌️🎪🔥 (@NEXT_ZERO_ZERO) May 3, 2025
何が理由かと問われても、本当の理由か真意を見込めない
仲違いするのが普通と思い放置して日々を過ごしてその時が来てしまった
あの日あの時から一歩も動けてないのだと思う。そのままで良いのか?
まだわからないわからないなりに、五分咲きのカーネーションを贈った
ハッカ飴を夕日にかざす。可憐な楕円形に陽光を吸い込ませれば、あの日の夕暮れがよみがえる。お母さんはいつもフルーツ味を私に渡し、ハッカ飴を食べてくれた。舌の上で転がせば爽やかな香りがふんわり抜ける。娘が「甘い」と笑う。思い出の夕日味は手をつないで。私も母になった。#みんなで140字小説
— 星#140字小説 (@hosi_hitotubu) May 3, 2025
#みんなで140字小説
— 甘南備ぷちお (@puddiy_puddiy) May 3, 2025
タイトル「やっと。」
「..時04分..です..」
誰かが喋っている。
僕はこれから長い闘病生活を終え退院する。
「今日はみんなお前に会いに来てくれてるぞ!」父さんが僕に服を着せながら言う。
手を握り、彼女が僕の頬に涙を落とす。
「お疲れ様。」
僕の横に花や手紙が置かれた。
五月晴れの空の下。
— 山口 実徳『列車食堂』文芸社 (@minori_ymgchi) May 3, 2025
母に贈るカーネーションを買い求めるため、彼女と花屋に赴いた。すると彼女は、花束をふたつ注文した。
彼女の実家は、遠くにある。宅配するのかと思っていたが、そうではない。
ふたつの花束を抱える僕に、彼女は微笑んで手を伸ばす。
おめでとう。君は、母になったのか。
姉にカーネーションを送った。
— 下降現状 (@yjTd6sHcfO57040) May 3, 2025
#みんなで140字小説
— 候 (@EJa6wt2MTL92736) May 4, 2025
「聖なる母なる海に帰りたいのかい、君は」
神さまは首を傾げ、死んだぼくを見る。
「どういう海に還りたい? 日本海、南極海、あなたさまの望む海はたくさんありますゆえ」
「神さま願うなら、人の母の海に還……」
ぼくは神さまに耳打ちした。
「ほほぅ、ははっ、そういう」
母からの教え。
— 緒田満月 (@oda_maki0409) May 3, 2025
『嘘もつけなくなったら、生きていけなくなるよ』
大嫌いだった。その言葉の意味をわかるようになった自分も。
「ママぁー」「なぁに」「いつもありがとう」
何でもない日にもらったものたち。あなたがいるから、と強く抱きしめた。
「こちらこそだよ」
嘘じゃない。嘘じゃないんだよ。
母の日に通販でブローチを注文し、実家に送った。
— 白樺ずね (@unhnunu) May 5, 2025
母が好きそうな、カーネーションの形をしたやつだ。
数日後、新しいレビューが投稿されていた。
母のアカウントからだった。
「見た目はイマイチだが、多少気を使うようには育った。星3」
#みんなで140字小説
毎年毎年鉢植えを買う。
— 三屋城衣智子(ミヤギイチコ)@絵/web小説 (@Popkonurikabe) May 2, 2025
だってその日は、母の日だから。
一昨年も、去年も、今年も。
何年か前のは捨ててしまった。
だってどうしていいかわからなかったから。
一応の世話をした。
空いた灰皿がわりのビール缶の水を。
なのに枯れたから。
捨ててしまった。
襖の向こうに聞くわけにもいかなかった。
近所の町中華のタンメンは、もう1年食べていない。母乳プラス離乳食作りにも慣れてきた今、そろそろ野菜たっぷりの香味塩味を欲するようになってきた。人参をペーストにするべく電子レンジに入れ、「明日ね」と呟く。計量スプーン代わりに口径.380ACP。
— 祐里 (@ogura_kinako_) May 6, 2025
「ターゲットも来るから、ちょうどいいわ」
差し出された一本の花。少ない小遣いで、私に贈るために、と。よくもまあ、そんな純粋な笑顔ができる。夜泣きがつらくて、怒鳴ったことがある。お願いを聞いてくれなくて、敵視したこともある。絶望的に母性のない私にカーネーションなんて。あなたが母と呼んでくれることだけが、ただ一つの救いだよ。
— 森陰五十鈴 (@morisuzu_df) May 7, 2025



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