2025/06/13のお題
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今日は君の親切記念日。五年前、電車で倒れた僕に手を差し伸べてくれた君に、ようやく言えた「ありがとう」。あの日から人生が少しだけ優しくなった。君の笑顔に、世界が温かくなる気がした。来年もまた、この日を一緒に迎えられますように。
— 早見 羽流@創作用アカウント (@uiharu_saten) June 13, 2025
「消しゴム記念日だぞ」なんてメッセージを受信したから、学生時代を思い出した。消しゴムを貸したら「隣の席が親切なヤツで助かった」と背中を叩かれた。あれから30年経つが縁は切れない。出会い、離れて、途切れる関係の中に残るつながり。懐かしくて照れくさいが、嬉しいものだ。さあ飲みに行くか。
— 星#140字小説 (@hosi_hitotubu) June 13, 2025
ボクは今日、落し物を拾ってもらった。些細な物で、あってもなくても問題のないもの、それでもキミは走ってボクに届けてくれた。その親切が嬉しく、ボクはありがとうと伝え心が暖かくなった。帰宅中、踏切に差し掛かった時、周囲がざわつく。ボクは迷わず飛び込み、人を突き飛ばす。親切を押し付けた。
— 小森彩華@140字小説書き (@ja6O4Je8mL25687) June 13, 2025
孫がよほど可愛いらしく、義母は親切にしてくれる。だが
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) June 13, 2025
「さすがに親切も多すぎます。これ以上は甘やかすことになりますから」
ありがた迷惑になってきた。
そう告げられた義母は少し悩んで、私に尋ねる。
「多すぎるなら。じゃあ、何したらいい?」
「何もしないで」
今日が記念日だって、もしかして忘れてる?付き合い始めて、三年目の記念日。いや、俺だってそう言うの覚えてる方じゃ無い。でも、今日だけは特別なんだ。なあ、俺たちそろそろ……一緒に、ならないか?え?!なんで泣くんだよ……!返事は?……やば、俺も泣けて来た……あ、ハンカチ?親切にどうも!
— 水野酒魚。/みずのさかな(血迷い人) (@t_sakena) June 13, 2025
落とし物を拾った老婆に礼を言う。
— 山口 実徳『列車食堂』文芸社 (@minori_ymgchi) June 13, 2025
「銀婚式ね? 私も今日が金婚式よ」
急ぐので、と駆け出す俺を老婆は呆れ笑いで見送った。
待たせた妻が、また仕事かと俺をなじる。
「ごめん。でも聞いて驚け?」
驚いたのは俺だった。
妻の呆れ笑いに見覚えがある。
俺は、タイムマシンの開発主任になったのだ。
今日は僕の命日だ。予言者にそう予知された。ともかく僕はいつの年か、本日に死ぬ。
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) June 13, 2025
今年も生き残れたぞ。知り合いを集めてパーティーをするのも恒例だった。
今や僕も老いて、命日を祝ってくれる人などいなくなった一人ぼっち。なのに今年も生き残ってしまったか。ああ、来年の命日が待ち遠しい。
#みんなで140字小説
— 豊名まど(TonaMado) (@darumathunder) June 13, 2025
幼い頃、祖母に「小さな生き物には親切にするんだよ。そしたらいつか恩返ししてくれるから」と聞かされた。
そんな話を数年前に保護した猫の寝顔を見ながら思い出す。
小さな命が懸命に生きているのを見ているだけで、私も頑張ろうと思えたから、それでいい。私の幸せ。
親切であれと親は私に義務付けた。
— 梅酒#140字小説 (@Iwjpt56kC) June 13, 2025
困っている人がいれば能力を駆使して問題を解決させる。調べ物も悩み相談も欲しい答えを素早く提供。
頼まれれば絵や小説だって!模倣だってよく言われるけど。性格が良いと面白い創作物はできないらしいからね。
ああ、親切は人間が私たちAIに課したリミッターか。
貴方は随分と親切なんですね…観ていれば重巡1隻分の経験値を積めたのに…配信番組では、ユニークな人だなと思っていましたが…
— 榎本硬一🍎🍹 (@b21wsxoY8cNLKZc) June 13, 2025
特に親切でもないですよ…何とか間に合いましたし、面白かったでしょ? それにまだ終わってません…入港期限に間に合わせる為に今から修理を手伝いに行きますから宜しく
#みんなで140字小説
— 楠羽毛 (@kusunoki_umou) June 13, 2025
「…なんかねぇ。商業主義っていうか」父の日のディスプレイ。子供のいないウチには縁がない。「いいじゃないか。ぼくらの記念日も、毎年これでわかるだろ。親切だと思えば」と夫。そうね、と返して、わたしは目をそらす。…さて、なんの記念日だったか。どうにか思いださないと。 pic.twitter.com/yUgI1rCGSW
「今日はパパとママが出会った記念日だからさぷらいずしたい」
— 沙奈川⋈渉 (@syow_sanagawa) June 13, 2025
って事でケーキ作り。材料量って、粉を篩って、君の仕事は沢山あるぞ。
「できたぁ」
鼻の頭にクリームつけた君は成果を冷蔵庫に仕舞って外へ出た。
「なんでウチに?」
「2人っきりにしてあげたい親切♪」
それは余計なお世話じゃない?
#みんなで140字小説
— りねん翠 (@sui_rinen) June 13, 2025
朝のエレベーター前、ベビーカーを押す私が操作に戸惑っていた。中学生ぐらいの少年がサッと先に乗り、「どうぞ」と開くボタンを押す。「ありがとう」と笑顔を向けたのだが、彼は目を逸らしながらポツリと――「…何階ですか?」
ちょうど良い親切でした。親の顔を見てみたいです。
六月の風が頬をなでた日、
— 早見 羽流@創作用アカウント (@uiharu_saten) June 13, 2025
君はひとつの言葉を落とした――「大丈夫?」
それだけで、崩れかけた世界が少しだけ、
光を思い出した。
あれから今日で五年目。
僕の中で咲いた君の親切は、
記念日という名の花になった。
静かに、でも確かに、香っている。 https://t.co/Xjz4DlWG7F
「父さん!誕生日おめでとう!」
— くろひつじ (@kurohituzi_nove) June 14, 2025
「サプライズか。お前も大きくなったなあ」
「なんだよ、泣いてんのか?」
「心の汗だ…しかし、詰めが甘いな」
「えっ?」
「私に闇属性攻撃は効かない。惜しかったな」
「ちぇ。せっかく魔剣で不意打ちしたのに」
「私を斬ろうなんて百年早い」#みんなで140字小説
酒は飲めない。プレゼントも買えない。メッセージカードも送れない。
— Reddy HiZack (@redhizack) June 14, 2025
それでも何かしなければ……と考えをめぐらせる。
「大事なのは実行することだ」
私を気遣った船長が、皆を集めてそれぞれの記念日を祝う会を開いてくれた。
亜光速の船内は三年しか経っていないが、地球では二十年が過ぎている。
私を見て物怖じもせず女は背嚢から食材と道具を出し調理する。
— かたかな (@zEPcOF3ICVKM6hJ) June 14, 2025
見惚れるほどの手際良さ。おにぎり片手に眺める。完成したアヒージョなる美味しそうな料理に心躍る。
「逃げればいいのに。鬼の私に親切なのはなぜ?」
「おむすびが食べたくて」
はにかむ女の手を取りおにぎりを求め雨上がりの外界へ。
昔から狡賢い友人だった。一年に一度しか貰えない誕生日プレゼントを少しでもせしめようと、小中高でそれぞれの友人に別の誕生日を告げていた。発覚した時、聖誕祭や記念日と言い訳をしていたっけ。そんな彼は大学でも続けていて、本当の誕生日を知るものはおらず、祝われないとか。#みんなで140字小説
— あめだま@なろう (@morebetteronion) June 14, 2025
寝返り記念。
— 三屋城衣智子@#ちょー美女と野獣 コミカライズと両先生方激烈推し中☆もふもふと美少女はいいぞ✨ (@Popkonurikabe) June 14, 2025
たっち記念。
初めての単語おしゃべり記念。
ファーストシューズ入らなくなった記念。
ミルク卒業記念。
おむつ卒業記念。
一人で行き帰りできたね記念。
おつかい行けたね記念。
だっこ卒業記念。
ハッピーセット卒業記念。
一人寝記念。
どんどん手が離れてく。
けど心はいつも隣だよ。
道で倒れた僕に、優しい老人が手を差し伸べた。
— 田沼白雪/雅号 白凪希悠(しらなぎ きゆ) (@snowwhite_tnm) June 14, 2025
彼は僕を家に運び、看病してくれる。
だが、彼の親切が僕の体を蝕んでいく。
皮膚は剥がれ落ち、肉が溶け、僕は次第に彼の家の壁の一部へと変貌していった。
壁には、僕と同じように親切にされた人々の顔が埋め込まれている。#みんなで140字小説 https://t.co/D3rl0qe2kZ
#みんなで140字小説
— チュウビー (@TueBee_TuePea) June 14, 2025
彼のカレンダーには毎月、誰かの名前と日付が書かれていた。
今日もまた、知らない誰かの「記念日」。
駅のベンチに腰掛け、彼は静かに花を差し出す。
「覚えている人がいるって、嬉しいでしょう?」
通りすがりの老婆が泣きながら頷いた。
彼はただ、親切なだけだった。
「毎年サプライズやプレゼントを考えるの、ダルイやろ」と話していた君は、今年もあの日の再現をする。この一年を今日のために過ごしてきましたと言わんばかりの緊張感を漂わせて、365日ぶりの愛の告白を受ける。私たちの関係に何年目かのカウントはない。手にあせ握るのは、しわを数えあえる日まで。
— 緒田満月 (@oda_maki0409) June 14, 2025
「君との記念日……」
— 候 (@EJa6wt2MTL92736) June 14, 2025
僕は君の誕生日に花丸をつけようと赤ペンを持とうとした。しかし、その僕の手に彼の手が合わさった。君は左薬指に結婚指輪を。僕は右薬指にそれを。
一緒になった一度きりの証を体温ともに君は伝えた。
「忘れたのか? 今日が俺とお前との記念日だ」
そう、結婚記念日だ。
#みんなで140字小説
— 𓍯*̩̩͙⸝⋆ (@8tMuguet) June 14, 2025
365日、どの日も誰かにとっての何かの記念日。
それが悲しいことでも、嬉しいことでも、何でもないことでも。
日が昇って沈んで、月が昇って沈んで、また日が昇って。
そうして絶えることなく流れていく24時間365日は、この青い星に『生きるもの』にとっての素敵な記念日なのだ。
お姉さんお荷物お持ちしますよ
— ノノカツ♌️🎪🔥 (@NEXT_ZERO_ZERO) June 15, 2025
これは、自身がずっと続けている事だ
時間があり、目の前で困っている人がいる、またそれが自分にできうる範囲である
昔は3つの要素があり、どれが欠けていても、うまくいかないと気が付かず闇雲に足掻いているだけだった。
優しいねぇ、でも、少し手を取るだけで良いよ
子供を見ている。
— 花明 #140字小説 (@OKR2ZDzHSZ980) June 15, 2025
子供が揚げる凧を見ている。
白い月を見ている。
すうっ、と息を吸う。
窓を閉める。
ふっ、と息を吐く。
カレンダーを見つめる。
僕を見つめる。
僕も見つめる。
妻を見つめる。
子を見つめる。
子をそっと撫でる。
ふたりで見つめ、撫で、
よろしくね、と語りかける。 https://t.co/eSUHcxijkQ
#みんなで140字小説 親切
— buhio (@buhi_oh) June 15, 2025
「いつでも私を呼びなさい。私は誰の力にでもなる」
そう言い残し、ニュースで見たままのヒーローは目の前から飛び去った。
あたりの警官は全員倒れている。
……いいのか?このまま逃げて。
あのヒーロー、銀行強盗まで助けてくれるのか?
親切にも程があるだろ。
もう忘れてるよね、ちゃんと約束したわけじゃないから。
— さち (@sachi2031) June 17, 2025
忙しいのも分かってる、他の人と遊ぶのが楽しいのも分かってる。
それでもどこかで期待してたんだよ。
私だけ特別に貰えるのかなって。
ごめんね、素直に口には出せないから何ヶ月でも待たせてね。
私が諦めるその時まで。#みんなで140字小説
電車でおばあさんがよろよろと座る場所を探していた。
— 篠ノ目龍尽(しののめたつく)@歌みた3つ出てるよ (@sinonometatsuku) June 18, 2025
「ここどうぞ」
座っていた席を譲ろうとしたが、「ワシャまだ若いわい!そんなんいい!」と言われた。
親切にそんなこと言われてしゅんとしてたら、ボソッとおばあさんは呟いた。「早く呪いを解いて、実年齢に戻らないと…」#みんなで140字小説



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