2025/04/18のお題
お題のポストへのリプ、及び#みんなで140字小説 #140novelでの呟きを埋め込み表示しています。「外してください!」もしくは「私のが無いよ!」という方は@hatakomaにご連絡ください。
新居に荷物を運び込んだ。
— 早見 羽流@筋トレ用アカウント (@uiharu_saten) April 18, 2025
電気もガスも水道も契約した。
家具を配置し、無機質だった1Rはすっかり自分好みに生まれ変わった。
これからの生活への期待に胸が膨らむ。
おっと、早速携帯に着信だ。
見覚えのない番号。
『こんにちは! ウォーターサーバーの勧誘なのですが』
「間に合ってます!」
すぅ……と息を吸い込む。棘々しいような清々しいような、胸躍るような尻込みするような。そんな二律背反的な気持ちを持て余しながら段ボールの封印を解く。
— くゆら(´・Σ・`) (@kyr_trpg) April 18, 2025
見慣れた小物、見慣れない板目。見慣れた道具、見慣れない配置。
右に左に跳ね回るゴムボールのようにこの気持ちは揺れ動く。嗚呼――春が来た。
「内見もせずに選んで、大丈夫なの?」
— 高樫 陽雪 #140字小説 /公募勢 (@naniga4_takaga4) April 18, 2025
「大丈夫だよ。不動産屋の社長が信頼できる友達なんだ」
ふーん。
「トイレは?」
「この扉」
「ブレーカーは?」
「脱衣所」
今、初めて入った新居とは思えないほど、場所を把握している。
「ここの住所は?」
「◯◯市1-2-3グランパレス4……じゃねぇや507」
「ほら、荷物入れちゃうまでは大人しくしてて」
— 沙奈川⋈渉 (@syow_sanagawa) April 18, 2025
私は段ボールを運び込みながら、あっち開けこっち覗きしてる君に苦情を言う。
「やだ、しんにゅーけいろを見つけたいの」
「なんでさ」
「せっかくご近所さんになったんだもん、毎日遊びに来たい」
住めば都と言うけどさ、住んでもないのに都にする気?
大学に通うために祖父母の家で暮らし始めてすぐの頃、ふと家の軒先を見るとツバメの夫婦がせっせと草や泥を運んで巣を作っていた。
— 翼宿 楓 (@suisei_comet_fu) April 18, 2025
(あぁ、ツバメも新しい生活を始める時期かぁ……)
親元を離れて新居での生活。不安な気持ちもあったけれど、不思議とツバメを見ていると親近感が湧いてくるのだった。
ボクとキミはようやく新しい生活を手に入れた。
— 小森彩華@140字小説書き (@ja6O4Je8mL25687) April 18, 2025
一生一緒に添いとげるためのボクたちだけのお城。
うれしいね?たのしいね?いとおしいね?誰にもジャマはさせない、ここはボクとキミだけの場所。
あぁ、やっとボクだけのキミになってくれたね。
もうここからキミは出る必要はないよ、ボクだけを見て。
海の見える小さな白い家を建てたのは、結婚する際のリクエストだっけ。
— はまさん #140字小説を書いてます (@hamathunder) April 18, 2025
花柄の壁紙は黄色く褪せ。マホガニーの玄関は風合いが出てきた。絨毯からはテーブルの跡が消えなくなり。真新しい塗料の匂いに代わり、暮らしの匂いが満ちる。
君はもういなくなったけど。今もあの時の様子を思い出せるよ。
「ちょっと無いですねぇ」
— Reddy HiZack (@redhizack) April 18, 2025
平坦な声だが、面倒くさがっている色は隠せてない。
新居探しの条件は多く、かなり細かい。しかし多少の妥協はするつもりだ。
「山か森の一軒家で、地下室に棺桶が置ける屋敷は、無いですよ」
「町中でもいいので、屋敷で地下室さえあれば…」
吸血鬼として譲れない条件だ。
ウェブ広告でふと、自分の理想通りの間取りが目に入った。
— 三屋城衣智子(ミヤギイチコ)@絵/web小説 (@Popkonurikabe) April 18, 2025
クリックし、担当者と連絡を取る。
話はとんとん拍子に進んでいき、大枚をはたいて購入した。
いよいよ引越しの日。残りの荷物を積み込み、自家用車に乗り込む。
教えられた住所地に着いたがその家には他人が住み、引越し業者は来なかった。
新居は買うものって誰が決めたの
— チュウビー (@TueBee_TuePea) April 18, 2025
借りた新居の方が動きやすい
生活様式は時と共に変わってく
新居も同じく変えていこう
学校、職場、住人は変わるだろう
買った新居だと縛られる
借りて状況が変わったら
別の新居に移ればいいじゃない
新居を移り続けるって実は強い
それらの新居は信拠になっていく
ダンボール箱まで全部片付け、やっと完成した部屋。
— ときの@低浮上 (@tokinoei555) April 18, 2025
見慣れない電灯を寝転び見上げる。くぅと切なくお腹が鳴った。
そうだ。
母が持たせてくれたおいなりさん、食べよう。
甘しょっぱく香ばしいおあげと、お酢控え目の変わらない、味。
いつものじゃなくなる、味。
誰もいない、部屋。
いつからか新居は一番帰りたい場所になっていた。
— 水野酒魚。/みずのさかな(血迷い人) (@t_sakena) April 18, 2025
まだこの部屋に慣れない。まだこの街に慣れない。
ずっと違和感が拭えない。
いつかこの場所を懐かしく思い出す、そんな日が来るのだろうか。今は懐疑的だ。
明日からは授業が始まる。小さな期待と大きな不安を抱えて、私は学び舎へと向かった。
#みんなで140字小説
— 花森遊梨 (@kVf1iWXsTc82316) April 18, 2025
ダンボールとブルーシートと思ったか?冷房完備!1泊7350円!できるビジネスパーソンとはな、金を出して衣食住を人に丸投げしなくちゃあ名乗れんのだよ!
哀れな地方民よ、生ける東京民よ、死んでからの東京のおこしのときは、是非ともご一報を!
トランクひとつ分だけの荷物しか持ち込めないと聞いていた。
— 山口 実徳『列車食堂』文芸社 (@minori_ymgchi) April 19, 2025
売れるものは売り、欲しい人には譲り、手元に残ったのは服と、靴と、妻の位牌と遺影のみ。
町外れの緑あふれる丘の上に、新しい住まいが佇んでいる。
集合住宅、ワンルーム、食事と看護師がついてくる。
ここが私の、終の棲家。
年度も変わり、いよいよ異動が告げられた。
— 海山 里志_ノベルクリエイター_第四回くろひつじ大賞受賞 (@MiyamaSatoshi) April 19, 2025
心機一転、新天地で頑張るぞ。
そうなればやたらと絡んでくるあの問題児との関わりもなくなるだろう。
私は意気揚々と新居のドアを開けた。
「お帰りなさいあなた! 私にする? あたしにする? それとも、あーし?」
お前、どうやって入った?
一人暮らし。扉を開けると、1LDKに残る暮らしの跡が出迎えてくれる。新歓帰りの大学生、研修終わりの新入社員、転勤したばかりの中堅社員。部屋は暮らしを見守り、疲れを癒し、明日へ背中を押してくれる。次は私の番だ。ここが新居。私だけのささやかなお城。さあ、飾ろう。日常に色を。#140字小説
— 星#140字小説 (@hosi_hitotubu) April 19, 2025
住めば都と言うけれど、初めては慣れんものよ
— ノノカツ♌️🎪🔥 (@NEXT_ZERO_ZERO) April 19, 2025
向かい側の木漏れ日を眺めつつこぼす
あれがいい、これがいいとよく言うけど、何がいいかなんてその人次第でしょとよく思う
荷物の整理にあくせくしながら、新しき場所の匂いが薄れていく感傷さを忘れ
わたしは、このひなたで昼寝できる場所が気に入りそう
持ち込んだものは半分にも満たず、一緒に選んだ冷蔵庫だけが先に輝いていた。
— 緒田満月 (@oda_maki0409) April 21, 2025
「あれ、ジャムも買ってたっけ?」
私がしまった瓶のこと。
「ううん」
ラベルには今日の日付のみ。中身のないガラスの意味を教えてあげてからは、荷物の片付けなんて後回し。部屋にはずっと二つの声が響いていた。#し勝短



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